しらいしファーム新聞
ウーファーと島と世界をつなぐ、ちいさな新聞
特集 表と裏のある年
今年の日南の姫は、「裏年」でした。
それでも、記録に残る中で一番実った裏年。5年分の収穫記録が教えてくれたこと。
極早生みかん「日南の姫」(崎)の収穫量 2022〜2026年
裏2023
表2024
裏2025
表2026
裏
しらいしファームの収穫記録より(1コンテナ=20kgで換算)。緑が表年、黄色が裏年。
5年分の記録を、並べてみた
僕は毎年、収穫のたびにコンテナの数を書きとめています。日南の姫の収穫が終わったところで5年分を並べてみると、思いもよらない「リズム」が見えてきました。
きれいな「1年おき」
日南の姫は、偶数年に少なく、奇数年に多い。これが5年間、一度も崩れていません。たくさん実った年(表年)の翌年は、木が力をためるために実が少なくなる(裏年)。これを「隔年結果(かくねんけっか)」といいます。
今年は裏年でしたが740kg。これまでの裏年(560kg・426kg)を大きく上回りました。カメムシの被害もありましたが、木が少しずつ力をつけてきているのかもしれません。
早く、そして甘く
今年の初収穫は9月22日。これまでで一番早いスタートでした。収穫が9月に始まったのは、2024年と今年。どちらも裏年です。実が少ない年は一つひとつに栄養が行きわたって、早く色づき、甘くなるのではないか、と僕は考えています。
崎の畑も、全国と同じ波に
隔年結果は全国でそろって起きるといわれます。農林水産省の統計でも、全国のみかんの収穫量は2024年に約18%減り(夏の高温の影響も大きかったそうです)、2025年は約17%増えました。崎の小さな畑も、日本中のみかんと同じリズムで呼吸しているようです。
雑草魂コラム 記録は宝物
コンテナの数を書きとめるのは、正直、地味な作業です。でも、続けてきた記録が5年たって、畑のリズムを教えてくれました。今年の収穫も、WWOOFerのみなさんと一緒に、一つひとつ手で摘み取ったもの。来年は表年です。今年わかったことを、来年の畑づくりに生かしていきます。今年の崎みかんは、11月1日から受付開始です。
