しらいしファーム新聞
ウーファーと島と世界をつなぐ、ちいさな新聞
白石の近況
病気と向き合いながら
人生、何が起こるか解らない。それでも雑草魂
白石はいま、IgA腎症という腎臓の病気と付き合いながら、農業を続けています。治療中ですが、元気に過ごしています。野菜づくりも崎みかんの栽培も、WWOOFerの皆さんと一緒に続けています。
始まりは、去年の秋
2025年9月、白石は糖尿病と診断されました。2026年6月には腎臓の詳しい検査(腎生検)を受け、そこでIgA腎症が見つかりました。同年8月、指定難病の認定を受けました。いまは治療を続けています。
IgA腎症は、原因がまだはっきり分かっていない病気で、長く付き合っていくことになります。1年前の自分に「来年は難病の認定を受けるよ」と言っても、きっと信じなかったでしょう。
人生、本当に何が起こるか解りません。
みかん農家なのに、みかんは1日2個
白石は昔から晩酌が大好きで、体のことはつい後回しにしてきました。今回のことで、自分の体と向き合う大切さを思い知りました。
畑で野菜を育てて自給自足をしているのも、そのためです。自分の体に入るものを、自分の畑で、自分の手で育てる。食べるものと暮らす場所を切り離さない「身土不二」は、いまの白石にとって、体を守る毎日の習慣でもあります。
そして何より切ないのが、主治医との約束で、みかんは1日2個までということです。入院中にもらった食事の表によると、くだものは1日1単位。みかんなら200g、ちょうど2個ほどです。畑には食べごろのみかんが鈴なりなのに、自分は2個だけ。両目に当てて眺めるのが精いっぱいです(笑)。今年のみかんは小玉なので「200gなら3個いけるのでは…」とつい計算してしまうのは、ここだけの話です。
一人じゃない畑
畑が続いているのは、国内外から来てくれるWWOOFerのおかげです。種をまき、苗を育て、収穫して、みんなで食卓を囲む。体をいたわりながらでも畑に立ち続けられるのは、人との縁があるからです。
誰かの力を借りることは、弱さではなく「つながり」。病気が、そのことを改めて教えてくれました。
雑草魂コラム それでも、根を張る
雑草は踏まれても、環境が変わっても、根を張って生きていきます。
病気が分かっても、白石は元気です。主治医との約束を守りながら、これからも島で畑に立ち続けます。今年の崎みかんは11月1日から受付開始です。白石が1日2個しか食べられない分、皆さんにたっぷり味わっていただけたら嬉しいです。